2008年03月11日

大槻ケンヂ「グミ・チョコレート・パイン」

グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)


ミュージシャンであり作家でもある大槻ケンヂが書き下ろした、
自伝的青春小説「グミ・チョコレート・パイン」。

普段、筋肉少女帯の楽曲でとんでもなく深い詩を書いている人だから、
きっと小説もさぞかし面白いんだろうと思って読んでみたら、
これが期待以上の面白さでした。


内容(「MARC」データベースより)
五千四百七十八回。これは、大橋賢三が生まれてから十七年間の間に行なった、ある行為の数である…。あふれる性欲と美甘子への純愛との間で揺れる"愛と青春の旅立ち"。大槻ケンヂが熱く挑む自伝的大河小説。


五千四百七十八回!!

いや、これもすごいが、この作品の主題はこれではないですw


「俺は周りのくだらない連中とは違う能力があるのだ。
 ただそれがどんな能力であるのか分かっていないけれど・・・」

という、誰しもが捕らわれる青春時代特有のジレンマに対して、
大槻ケンヂ自身をモデルとした主人公が
これでもかというくらいに悩みに悩んで悩み抜く。


そして、主人公が悩みに悩み、悩んだ末についに起こす行動は、
ダイレクトに自分自身の青春時代へと投影され、
ああそうそう、あの頃ってこんなだったよなあと
心地よい既視感を覚えさせる。


この手の小説にしては、3部作とかなりの長編ですが、
読んでいて続きが気になって気になって仕方がないくらいで、
まったく中だるみを感じさせません。


それどころか読み終わってしまった後は、
「ああ、これでもうこの話の続きが読めないんだ・・・」
という一抹の寂しさを覚えるほどです。


「青春小説の金字塔」というキャッチコピーに嘘偽りなし。


大槻ケンヂ、やっぱりただものじゃないです。

ちなみにこの作品、この冬見事に映画化され、12月22日より上映されています。
しかも監督はあのケラリーノ・サンドロヴィッチ(元有頂天のケラね)だ!!


■映画『グミ・チョコレート・パイン』公式サイト
gumi-choco.jpg


グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)
大槻 ケンヂ
角川書店 (1999/07)
売り上げランキング: 9264
おすすめ度の平均: 4.5
5 充分おもしろい。
5 倫理書です
5 道徳書です


グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)
大槻 ケンヂ
角川書店 (2000/09)
売り上げランキング: 9144
おすすめ度の平均: 3.5
3 最初のグミ編から読めばそれなりおもしろい
4 オーケンの良さは十分味わえる
4 あ、これ俺の事書いてるんだな・・・


グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)
大槻 ケンヂ
角川書店 (2006/11)
売り上げランキング: 67929
おすすめ度の平均: 4.0
5 最高の本
5 爆発する青春
2 やっと、やっと青春が終わった。


投稿者 Fuguzoku Blog 管理人 : 固定リンク | コメント (0) | トラックバック(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク Save This Page to del.icio.us このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加このエントリーをBuzzurlに追加

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