2008年02月17日
■「魍魎の匣」
2年ほど前に購入しながら、その1000頁以上ものボリュームに及び腰となり
部屋の片隅に丁重に積んでおいた京極夏彦のミステリー小説「魍魎の匣」。
この小説が映画化され、12月22日より上映されると聞き、
これはいい加減読まねばと、昨年末ようやく読了した。
内容(「BOOK」データベースより)
匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物—箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。
前作「姑獲鳥の夏」同様、京極堂が雄弁に語り、
事件に関わる人々の憑きものを落としていくスタイルは変わりない。
しかし、1000頁以上もの情報量、複数の事件が同時に進行していきながら、
ぐだぐだになることなく、きれいに集約していく物語、
作中にこれでもかというくらい張り巡らされた伏線、
密室誘拐事件という前作ではなかった正当なミステリー要素、
そしてしっかりエンターテイメントの域にまで昇華させた本作の完成度は、
前作「姑獲鳥の夏」以上かもしれない。
僕なんかは読了後何もやる気がおきなくなるくらい衝撃を受け、
しばしボーッとしてしまったほどだ。
そして、僕はまた同じ衝撃を味合うべく、
次作「狂骨の夢」に手を出したのであった。
魍魎のせいか、どうやら僕も何だか酷くー
京極夏彦の世界に引き摺り込まれたみたいだ。
(参考)
ちなみにどれだけこの本のボリュームがあるか比較してみた


講談社 (1999/09)
売り上げランキング: 2398

匣とは…
祝!映画化!!
初めての夏彦
講談社 (2000/09)
売り上げランキング: 30826

心地良い不安感
西洋もでてきます
京極堂シリーズ第3弾。
投稿者 Fuguzoku Blog 管理人 : 固定リンク
| コメント (1)
| トラックバック(0)
![]()
このカテゴリの最新記事
この記事に関連しているかもしれない商品
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fuguzoku.com/x/mtsys/mt-tb.cgi/291
コメント








オイラまたウブメから読み直しはじめちゃったよ。
ジャミはまだどっかにしまったままなんだが。。
京極さんは最近上毛新聞などの地方紙に「数えずの井戸」ってのを連載しているらしいね。読みたいんだけど、さすがに単行本化を待つしかないかね。。
投稿者 アカナパ : 2008年03月03日 00:01