2006年03月14日
■ベルカ、吠えないのか?[ 本・雑誌
]
最近、読んで面白かった小説。
文藝春秋 (2005/04/22)
売り上げランキング: 3,651

ゆるい小説が苦手なら
犬の20世紀
圧倒されるイヌたちの物語。(本の内容)1943年、日本軍が撤収したキスカ島。無人の島には4頭の軍用犬が残された。捨てられた事実を理解するイヌたち。やがて彼らが島を離れる日がきて-。それは大いなる「イヌによる現代史」の始まりだった!
この作品、第133回直木賞候補だったようなのだが、
かの渡辺淳一大先生の猛反対により、敢え無く落選となったらしい。
このことからも分かるように、この作品は傑作である(笑)
4頭の系譜に連なるイヌたちが、人間の身勝手な事情に翻弄されながら、
数奇な運命を交差させ、歴史を紡いでいく。
そしてその歴史は、そのまま人間の歴史の写し絵となるのだ。
そう、これは第二次世界大戦以降の歴史をイヌの視点で包括した異色の作品である。
イヌによる視点と、イヌにオマエと呼びかける神の視点で書かれた文体や
実験的な構成は、人によってはとっつきにくく感じるかもしれないが、
個人的には文句なしに面白かった。
ところで、渡辺淳一大先生といえば、最近も日経新聞で「愛の流刑地」という
どうしようもない三流エロ小説を書いていたなあ。
本人はこれで文学を気取っているつもりなんだろうから、まったく頭が痛い・・・。
いい加減、誰か何とかしろって!!
投稿者 Fuguzoku Blog 管理人 : 固定リンク
| コメント (5)
| トラックバック(0)
![]()
このカテゴリの最新記事
この記事に関連しているかもしれない商品
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.fuguzoku.com/x/mtsys/mt-tb.cgi/200
コメント
結構前から気になってたんだが、文庫しか読まない原理主義を標榜して憚らないオマイにベルカを読ませたのは何なのだ??
古川日出男 ってわりと新しい人なんかね?文庫あんま多くないよね?
サウンドトラックまだ途中だけど直木賞より芥川賞の候補になりそうな感じだと思うな。。。よくわかんないんだけどね。
投稿者 アカナパ : 2007年04月29日 00:03
>この本文庫化されてないよな?読みたいんだが。。
されてないみたいだね。
てか、これまた唐突なコメントだなあ。
>最近この著者のサウンドトラックって作品読んでる。面白いね!
そうなんだ。オイラも読んでみようかな。
投稿者 Fuguzoku Blog 管理人 : 2007年04月28日 20:53
この本文庫化されてないよな?読みたいんだが。。
最近この著者のサウンドトラックって作品読んでる。面白いね!
投稿者 あかなぱ : 2007年04月26日 23:54
アカナパは吠えた。。
投稿者 アカナパ : 2006年03月17日 00:24




>結構前から気になってたんだが、文庫しか読まない原理主義を標榜して憚らないオマイにベルカを読ませたのは何なのだ??
ただ単純に文庫になるのを待っていられないだけなんだけどね。1年以上文庫化されないのもザラだし。
>古川日出男 ってわりと新しい人なんかね?文庫あんま多くないよね?
そうなんだと思うよ。文庫も確かに多くないね。
投稿者 Fuguzoku Blog 管理人 : 2007年04月30日 01:00